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だしとは?昆布やかつお節から取る和食の旨味のもと

公開 2026年8月11日

この記事は 「だしとは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

だしの定義

だし(出汁)とは、昆布やかつお節、煮干し、干し椎茸などの食材を水で煮出したり浸したりして、そこに含まれる旨味成分を抽出した汁のことです。和食の汁物や煮物、麺つゆなど、さまざまな料理の味の土台として使われます。だし単体では調味料のような強い味はありませんが、素材の旨味が溶け込むことで、料理全体の味に深みとコクを与える重要な役割を果たします。

だしの種類

だしにはいくつかの代表的な種類があります。「昆布だし」は昆布を水に浸けてゆっくりと旨味を引き出したもので、上品で澄んだ味わいが特徴です。「かつおだし」はかつお節を熱湯で短時間煮出したもので、香り高くさっぱりとした風味を持ちます。「煮干しだし」は煮干し(いりこ)を使い、コクのある力強い味わいが特徴で、味噌汁などによく使われます。昆布とかつお節を組み合わせた「合わせだし」は、両者の旨味が重なり合い、和食で最も広く使われるだしです。ほかにも干し椎茸や貝類から取るだしもあります。

うま味成分

だしの美味しさを支えているのが「うま味」という味覚です。昆布には主にグルタミン酸、かつお節や煮干しには主にイノシン酸といったうま味成分が含まれています。この二つを組み合わせると、うま味が単独で使うよりも強く感じられる「うま味の相乗効果」が生まれることが知られており、合わせだしが好まれる理由の一つとなっています。

和食での役割

だしは、みそ汁や吸い物といった汁物はもちろん、煮物、茶碗蒸し、麺つゆ、丼物のつゆなど、和食のほぼすべての料理の基礎になっています。塩分や油分に頼らずとも、だしの旨味があることで料理に満足感が生まれるため、素材本来の味を活かす和食の考え方とも深く結びついています。家庭では顆粒だしやだしパックも広く使われていますが、素材から丁寧に取っただしは、香りや風味の豊かさが格別です。

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