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Z帯とは?

ぜっとたい

Z帯とは、骨格筋の筋原線維において隣接するサルコメア(筋節)の境界を形成する薄い板状の構造で、アクチンフィラメントの固定点として機能します。

Z帯(Z band、またはZ線・Z disc)は、骨格筋の筋原線維を構成する基本単位「サルコメア(筋節)」の両端を画する構造体です。「Z」はドイツ語の「Zwischenscheibe(間に挟まった円板)」に由来します。

サルコメアとは、Z帯から次のZ帯までの繰り返し単位で、筋肉の収縮の最小単位です。Z帯にはαアクチニンなどのタンパク質が豊富に含まれており、細いフィラメント(アクチンフィラメント)の端がこのZ帯に固定されています。

筋収縮の際には、以下の過程でZ帯が重要な役割を果たします。

  • ミオシンフィラメント(太いフィラメント)がアクチンフィラメントを引き寄せる
  • アクチンの根元であるZ帯同士が近づき、サルコメアの長さが短くなる
  • 多数のサルコメアが同時に短縮することで筋全体が収縮する

電子顕微鏡で筋肉の断面を観察すると、Z帯は暗い横縞として周期的に現れます。この縞模様が「横紋筋」の「横紋」の正体であり、骨格筋や心筋に特徴的です。

激しい運動後に起こる筋肉痛(遅発性筋肉痛:DOMS)の一因は、Z帯周辺の微細な損傷と考えられており、修復と超回復を経て筋力向上につながります。

使い方・例文

筋肉の顕微鏡写真で見られる規則的な縞模様の境界部分がZ帯であり、生物の教科書や大学の組織学の授業でよく登場します。

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