VSM(バリューストリームマップ)とは?
ぶいえすえむ
VSM(バリューストリームマップ)とは、製品やサービスが顧客に届くまでの全工程の流れを可視化するリーン生産管理の手法です。
VSM(バリューストリームマップ)は、原材料から最終製品が顧客に届くまでの材料の流れ・情報の流れ・時間を一枚の図に描き出す分析手法です。トヨタ生産方式を源流とするリーン思想の中核ツールのひとつとして広く知られています。
作成手順は大きく二段階に分かれます。まず現在の工程を「現状マップ」として記録し、どこにムダ(待ち時間・過剰在庫・不必要な移動)が潜んでいるかを特定します。次に、改善後の理想的な姿を「将来マップ」として描き、改善ロードマップに落とし込みます。
マップには以下のような情報が記載されます。
- 各工程のサイクルタイムと段取り時間
- 工程間の在庫量とリードタイム
- 情報の流れ(受発注・生産指示の経路)
- プッシュ式かプル式かの生産方式
VSMは製造業で生まれましたが、現在はソフトウェア開発・医療・物流など幅広い分野に応用されています。全体最適の視点から改善優先箇所を見極め、付加価値時間の割合(バリュー比率)を高めることが主な目的です。
使い方・例文
自動車部品工場で月次生産の流れを可視化したところ、溶接工程前に3日分の中間在庫が積み上がっていることがVSMで判明し、工程間のリードタイム短縮につながった。
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