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VSATシステムとは?

ぶいさっとしすてむ

VSATシステムとは、小型のパラボラアンテナを用いて通信衛星経由でデータ通信や映像伝送を行う衛星通信システムです。

VSAT(Very Small Aperture Terminal)システムは、直径0.6〜2.4m程度の小型アンテナ(端末局)を多数設置し、静止衛星を経由して中央ハブ局と通信するスター型の衛星通信ネットワークです。地上の有線インフラが届かない地域でも双方向通信を実現できる点が最大の特長です。

システム構成は、通常「ハブ局(NOC)」と多数の「VSAT端末局」からなります。端末局からのデータは衛星を経由してハブ局に集約され、インターネットや専用回線に接続されます。Ku帯(12〜18GHz)やKa帯(26〜40GHz)が主に使われており、近年はHTS(高スループット衛星)の普及でコストが低下し、普及が加速しています。

VSATの主な利用シーンは次のとおりです。

  • 海上:船舶のインターネット・業務通信
  • 航空:機内Wi-Fiサービス
  • 農村・離島:ブロードバンドが届かないエリアの接続
  • 防災・企業:大規模災害時のバックアップ回線
  • ガソリンスタンド・コンビニ:POS・決済システムの回線

静止衛星を使うため通信遅延(往復600ms前後)が課題でしたが、低軌道衛星(LEO)を活用したスターリンクなどの登場で低遅延化も進んでいます。日本でも離島や山間部、船舶向けに広く利用されています。

使い方・例文

陸上の光ファイバー回線が届かない離島や洋上の船舶で、小型パラボラアンテナを屋上に設置してインターネットや業務通信を行う際にVSATシステムが使われます。

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