SAEハンドシェイクとは?
えすえいいーはんどしぇいく
SAEハンドシェイクとは、Wi-Fi接続のセキュリティを強化するWPA3規格で採用された認証プロトコルで、パスワードの安全な交換を実現します。
SAEハンドシェイク(Simultaneous Authentication of Equals)は、WPA3(Wi-Fi Protected Access 3)で採用された認証方式であり、従来のWPA2で使われていたPSK(Pre-Shared Key)方式の弱点を解消するために設計されました。「同時等価認証」とも訳されます。
WPA2のPSK方式では、クライアントとアクセスポイントが4ウェイハンドシェイクを行い、その通信を傍受されると辞書攻撃やブルートフォース攻撃によってパスワードが解読されるリスクがありました。SAEはこの問題に対処するため、Dragonflyとも呼ばれる楕円曲線ディフィー・ヘルマン(ECDH)ベースの鍵交換プロトコルを採用しています。
SAEの主な特徴は以下のとおりです。
- フォワードシークレシー:セッションごとに異なる鍵を生成するため、過去の通信が後から解読されない
- オフライン辞書攻撃への耐性:ハンドシェイクを傍受しても、リスト攻撃でパスワードを特定できない
- 等価性:クライアントとサーバーが対等な立場で認証を行い、どちら側からも開始できる
SAEはWPA3-Personalの必須コンポーネントとして定義されており、公共Wi-FiやIoT機器のセキュリティ向上に貢献しています。Wi-Fi 6(802.11ax)以降の機器では標準的にサポートされています。
使い方・例文
カフェのWi-Fiがパスワードを入力して接続する際、WPA3対応のルーターではSAEハンドシェイクによって通信の傍受からパスワードを保護しながら安全に接続を確立します。
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