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S波とは?

えすは

S波とは、地震の際に伝わる地震波のひとつで、進行方向に対して垂直に揺れる横波(剪断波)のことです。

S波(Secondary wave または Shear wave)は、地震波の種類のひとつです。地震発生すると震源から複数種類の波が伝わりますが、S波はそのうち固体内を伝わる横波で、進行方向に対して直角に媒質が振動します。「S」はSecondary(二番目)またはShear(剪断)に由来します。

地震波にはP波とS波の2種類の実体波があります。P波(縦波)に比べてS波は伝わる速度が遅く、震源から同じ距離であればP波の後に到達します。この到達時刻の差(PS時間)から震源までの距離を推定することができます。S波の速度は地殻内で毎秒3〜4キロメートル程度、マントル内ではより速くなります。

S波の重要な特性として、液体中を伝わらないという点が挙げられます。

  • 液体は剪断力に抵抗できないため、S波は液体層で消滅する
  • 地球の外核が液体であることは、S波が外核を通過しないことから判明した
  • 地震計ではP波の後に大きな揺れとして記録される
  • 建物に横方向の力を加えるため、構造被害の主要因となる

地震動としてはS波のほうがP波よりも振幅が大きく、建物の倒壊など深刻な被害をもたらす主要因となることが多いです。緊急地震速報はP波を先に検知して、より破壊的なS波の到達前に警報を出す仕組みです。

使い方・例文

緊急地震速報は、先に到達するP波を感知してからS波が来るまでの数秒〜数十秒の間に警告を出す仕組みです。この速度差を利用することで、身を守る動作や設備の緊急停止などの対応が可能になります。

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