ROICとは?
あーるおーあいしー
ROICとは、企業が事業に投下した資本に対してどれだけの利益を上げているかを示す収益性指標で、資本の効率的な活用度を測ります。
ROIC(Return On Invested Capital、投下資本利益率)とは、企業が事業活動に実際に使った資本(投下資本)に対して、どれだけの利益を生み出しているかを示す財務指標です。「アールオーアイシー」または「ロイック」と読まれることがあります。
計算式は以下の通りです。
ROIC = NOPAT(税引後営業利益)÷ 投下資本 × 100(%)
ここでNOPATは営業利益から税金を差し引いた利益、投下資本は有利子負債と株主資本の合計(または総資産から営業に不要な資産を除いたもの)を指します。
ROICがWACC(加重平均資本コスト)を上回っている場合、企業は資本コストを超える価値を創造していることを意味し、企業価値の増大につながります。逆にROICがWACCを下回れば、事業が資本を毀損していることを示します。
ROICが注目される理由は、単なる利益の大きさではなく「いくらの元手でそれだけ稼いだか」という効率性を見られる点です。特に以下の場面で活用されます。
- 複数の事業セグメントの収益性比較
- M&A・投資判断の評価指標
- 経営目標・KPIとして社員に示すための指標
- 投資家による企業価値評価
近年、日本でも「稼ぐ力」を重視するコーポレートガバナンス改革の流れの中で、ROICを経営指標として導入する大企業が増加しています。
使い方・例文
「当社のROICは8%で、資本コスト5%を上回っている」という形で、投資家向けの決算説明会や統合報告書に登場する指標です。
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