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NVMe-oFとは?

えぬぶいえむいーおーえふ

NVMe-oFとは、高速ストレージ規格NVMeをネットワーク越しに利用するためのプロトコルであり、ローカル接続に近い低遅延でリモートストレージにアクセスできます。

NVMe-oF(NVMe over Fabrics)は、フラッシュストレージの高速アクセス規格であるNVMe(Non-Volatile Memory Express)を、ネットワーク(ファブリック)を介して利用できるよう拡張したプロコルです。NVMe/IP・NVMe/RoCE・NVMe/FC・NVMe/TCPなど複数のトランスポート上で動作し、NVMeコマンドセットをそのままネットワーク越しに使えます。

従来のSAN(Storage Area Network)で使われるiSCSI・Fibre Channelは、SCSI命令セットをネットワーク転送するものであり、NVMeの超低遅延性能を活かしきれませんでした。NVMe-oFは、NVMeのコマンドキュー・マルチキュー・ポーリングモデルをそのままファブリック上で実現することで、ローカルNVMe SSDに匹敵する応答性を実現します。

主なトランスポートの比較は次のとおりです。

  • NVMe/RoCE:RDMA over Converged Ethernetを使い超低遅延。専用スイッチが必要
  • NVMe/FC:Fibre Channelファブリック上で動作。既存FCインフラを活用できる
  • NVMe/TCP:標準のTCP/IPで動作。汎用性が高く導入コストが低い

NVMe-oFはハイパースケールデータセンター・AIクラスター・高周波取引システムなど、ストレージI/Oのレイテンシが性能のボトルネックとなる環境で採用が拡大しています。また、コンバージドインフラやハイパーコンバージドインフラの共有ストレージ基盤としても注目されています。

使い方・例文

AIの学習クラスターで多数のGPUサーバーが巨大なデータセットを共有してアクセスする際、NVMe-oFを用いた共有ストレージプールを使うことで、ローカルSSDに近い速度で学習データを読み込める構成が実現します。

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