M13とは?
えむじゅうさん
M13とは、ヘルクレス座にある球状星団で、北天で最も美しい球状星団のひとつとして天文愛好家に親しまれている天体です。
M13(メシエ13)は、ヘルクレス座に位置する球状星団で、正式名称は「NGC 6205」とも呼ばれます。フランスの天文学者シャルル・メシエが18世紀に編纂した星雲・星団カタログの13番目に収録されたことから「M13」の名で広く知られています。地球からの距離は約2万5千光年です。
球状星団とは、数万〜数百万個の恒星が重力によって球形に密集した天体です。M13はその中でも特に大きく、直径は約145光年、含まれる恒星の数は数十万個と推定されています。年齢は約120億年と非常に古く、銀河系(天の川銀河)が形成された初期の頃から存在する古参の天体集団です。
M13の主な観測・文化的特徴は次の通りです。
- 6等星弱の明るさがあり、暗い空では肉眼でも霞んだ光点として確認できる
- 双眼鏡では綿毛状、小型望遠鏡では外縁部の星々が分離して見える
- 1974年、アレシボ電波望遠鏡から地球外知的生命体へのメッセージ(アレシボメッセージ)の送信先として選ばれた
- 北天の球状星団の中で観測しやすさと美しさから「ヘルクレス大球状星団」とも称される
M13はアマチュア天文家にとって夏の夜の定番観測対象であり、望遠鏡で星が分離して見えたときの感動は格別です。宇宙の歴史を直接眺めているという実感を与えてくれる天体として、多くの人に愛されています。
使い方・例文
夏の夜にヘルクレス座の台形を形成する四つの星(「台形」または「ヘルクレスの鍵石」と呼ばれる)の西側付近を望遠鏡で覗くと、無数の星が球形に集まったM13を見つけられます。
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