IMOとは?
あいえむおー
IMOとは国際海事機関のことで、船舶の安全・環境保護・海運の効率化に関する国際基準を定める国連の専門機関です。
IMO(International Maritime Organization:国際海事機関)は、海上の安全、船舶からの海洋汚染防止、海運の効率化を目的とする国連の専門機関です。1948年にジュネーブで採択された条約に基づき設立され、1958年に正式に発足しました。本部はイギリスのロンドンに置かれています。
IMOの主な役割は国際条約の策定と実施促進です。代表的な条約として以下が挙げられます。
- SOLAS(海上人命安全条約):船舶の構造・設備・運航に関する最低基準を規定
- MARPOL条約:船舶から油・有害液体・ゴミ・排気ガスなどによる海洋汚染を防止する
- STCW条約:船員の訓練・資格証明・当直の基準を定める
近年はとりわけ温室効果ガス排出削減が最重要課題となっています。国際海運は世界のCO₂排出量の約2〜3%を占めるとされ、IMOは2050年頃までにネットゼロを目指す戦略を採択しています。アンモニアや水素など代替燃料の国際基準づくりも進めています。
加盟国は170カ国以上にのぼり、日本も創設当初からの加盟国として技術・政策両面で積極的に関与しています。海運業界は本質的にグローバルであるため、IMOによる国際統一ルールは各国が独自規制を乱立させないための調整機能として不可欠な存在です。
使い方・例文
IMOが定めたSOLAS条約により、旅客船には十分な救命艇の搭載が義務付けられており、これが世界中の船で共通の安全水準を確保しています。
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