IDトークンとは?
あいでぃーとーくん
IDトークンとは、OpenID ConnectでユーザーのID情報(誰であるか)を安全に伝達するためのJWT形式のトークンです。
IDトークンは、OpenID Connect(OIDC)仕様で定義されたトークンで、認証サーバーがクライアントアプリに対してユーザーの身元情報を証明するために発行します。OAuth 2.0が「認可」の仕組みであるのに対し、IDトークンはその上に「認証」の層を追加するものです。
形式はJSON Web Token(JWT)で、ヘッダー・ペイロード・署名の3部分で構成されます。ペイロードには以下のような標準クレームが含まれます。
- sub(サブジェクト:ユーザーの一意識別子)
- iss(発行者のURL)
- aud(受け取るクライアントID)
- exp(有効期限)
- iat(発行日時)
クライアントはIDトークンの署名を認可サーバーの公開鍵で検証することで、改ざんされていないことを確認できます。アクセストークンがAPIへのアクセス権限を表すのに対し、IDトークンはユーザーが「誰であるか」の情報を伝えるものであり、両者は役割が明確に異なります。
シングルサインオン(SSO)やソーシャルログインの実装において、IDトークンはユーザーのプロフィール情報を安全にアプリ側へ渡す手段として活用されます。
使い方・例文
Webアプリが「Googleでログイン」を実装する場合、認証後にGoogleからIDトークンが発行され、アプリはそのトークンを検証してユーザーのメールアドレスや名前を取得し、アカウント作成やログイン処理に利用します。
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