COBOLとは?
こぼる
COBOLとは、1960年代に開発された事務処理向けプログラミング言語で、銀行・保険・行政システムなど基幹業務システムで今も広く使われている歴史ある言語です。
COBOL(Common Business-Oriented Language)は、1959年〜1960年代初頭にかけて米国防総省主導で開発されたプログラミング言語です。グレース・ホッパー博士らの貢献のもとで設計され、英語に近い読みやすい構文と、数値計算・ファイル処理に優れた特性を持ちます。
COBOLは商業・事務処理に特化して設計されており、金融機関の勘定系・給与計算・税務申告・在庫管理など、大量の数値データを正確に処理する業務に適しています。特に固定小数点演算の精度が高く、金融計算での桁落ちや丸め誤差を防ぐのに優れています。
特徴的な構造として、プログラムは以下の4つの部(DIVISION)に分けられます。
- IDENTIFICATION DIVISION:プログラム名などの識別情報
- ENVIRONMENT DIVISION:入出力装置の定義
- DATA DIVISION:変数やファイルのデータ構造定義
- PROCEDURE DIVISION:実際の処理手順
現在も世界中の銀行・保険会社・政府機関の基幹システムに大量のCOBOLコードが稼働し続けています。一説にはATMや銀行決済システムのトランザクション処理の多くを担っているとも言われます。一方で、COBOLを書ける技術者の高齢化・減少が世界的な課題となっており、モダンな言語への移行(マイグレーション)が各所で進められています。
使い方・例文
銀行のATMで残高照会や振り込みを行う際、バックエンドでCOBOLで書かれたプログラムが動いているケースが今も多くあります。また日本の行政システムでもCOBOLが長年使われてきました。
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