グレース・ホッパーとは?
ぐれーす・ほっぱー
グレース・ホッパーとは、コンパイラの概念を世界で初めて実現したアメリカの計算機科学者・海軍軍人で、コンピュータ言語の発展に多大な貢献をした先駆者です。
グレース・マレー・ホッパー(Grace Murray Hopper、1906〜1992年)は、アメリカ合衆国の数学者・計算機科学者であり、海軍准将(リア・アドミラル)でもありました。コンピュータの黎明期から中心的な役割を担い、プログラミング言語の発展に革命的な貢献をした人物として「コンピュータの女王」「驚異のグレース」などの愛称で呼ばれています。
最大の業績は、1952年頃に世界初のコンパイラ(A-0システム)を開発したことです。それ以前、プログラムは機械語や2進数で直接記述する必要がありましたが、ホッパーは「人間が読めるシンボリックなコードを機械語に自動変換できる」という画期的な概念を実現しました。
彼女の主な業績は次のとおりです。
- コンパイラの概念の確立と実装(A-0システム)
- 英語に近い構文を持つ商用プログラミング言語COBOLの開発に中心的に貢献(1959年)
- ソフトウェアの標準化・検証に関する米国防総省の活動をリード
- 「バグ(bug)」という用語の由来となった逸話(コンピュータ内に迷い込んだ蛾を発見した記録)
ホッパーは女性がコンピュータ分野でほとんど活躍できなかった時代に卓越した成果を残し、後進の育成にも尽力しました。没後もその業績は称えられ、米国の駆逐艦に「USSホッパー」と命名されるなど、科学史・軍事史双方で高い評価を受けています。
使い方・例文
プログラミングの歴史やコンピュータ科学の入門書で「グレース・ホッパーがコンパイラを開発したことで、人間がより分かりやすい言語でプログラムを書けるようになった」のように紹介されます。
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