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ATSとは?

えーてぃーえす

ATSとは、自動列車停止装置の略称で、前方の赤信号や速度超過を検知した際に自動的にブレーキを作動させ、列車の安全運行を確保する保安装置です。

ATS(Automatic Train Stop)は、列車が赤信号を冒進しようとした場合や定められた速度を超えた場合に、地上設備と車上設備の連携によって自動的にブレーキを掛ける列車保安装置です。人間のエラーによる信号冒進・速度超過を防ぐフェイルセーフ機構として、日本の鉄道では不可欠な安全設備とされています。

仕組みとしては、線路沿いに設置された地上子(トランスポンダ)から信号情報を発信し、車両の車上子がこれを受信します。受信した情報が危険状態(赤信号・速度超過)を示している場合、車上装置が自動的にブレーキを動作させます。運転士がブレーキを扱わなかった場合でも装置が強制的に働くことから、「フェイルセーフ」の代表的な実装です。

日本ではATSにも複数の世代・方式があります。

  • ATS-S系:地上子との間で単純な情報交換をする初期方式。速度照査が限定的
  • ATS-P系:地上子とデジタル通信を行い、速度パターンを車上で照査できる高機能方式
  • ATS-Sx系:S系を改良し速度照査機能を加えた中間的な方式

ATSよりさらに高機能なATC(自動列車制御装置)は速度を連続的に照査して自動的に速度を制限しますが、ATSは主に信号冒進防止に特化しています。日本の鉄道会社は路線の特性や設備更新計画に応じてATS-S・ATS-Pなどを導入・維持しており、事故防止の基盤となっています。

使い方・例文

運転士が赤信号に気づかず列車を走らせようとしたとき、ATSが地上子からの信号を受けて自動的にブレーキをかけ、信号冒進を未然に防ぎます。

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