鬼手とは?
きて
鬼手とは将棋において、一見すると損や無意味に思える手が実は最善手である、常識を超えた意表を突く妙手のことです。
鬼手(きしゅ)とは将棋の用語で、常識的な感覚では思いつかない、または指してはいけないと思われるような一手でありながら、実際には局面打開や逆転をもたらす非常に優れた妙手を指します。見た目には損に映る手や、相手に取られそうな手があえて放たれるなど、既成概念を打ち砕く指し回しが特徴です。
鬼手は以下のような場面で生まれることが多いです。
- 飛車・角などの大駒を捨てて局面を一変させる「大駒捨て」の鬼手
- 相手の金将や玉将の直前に駒を打ち込む「挟撃」の鬼手
- 自陣の駒を意図的に抜かせてから逆用する「反撃」の鬼手
- 詰将棋における「逃げ道を作る」ための意表の一手
プロ棋士の対局では、鬼手が指された瞬間に解説者や観戦者が驚くシーンがしばしば見られます。AIの台頭によって、従来人間には思いつかなかった鬼手に近い評価値急上昇の一手が発見されることも増え、「AIが示した鬼手」という表現も使われるようになっています。
鬼手は美的センスの高い手としても評価され、将棋の魅力のひとつとして語られます。将棋の勝負においては、状況を突破する起死回生の一手として記憶に残ることが多いです。
使い方・例文
例えば「ここで飛車を捨てるとは誰も読んでいなかった」という場面で指される飛車捨ての一手が鬼手の典型です。観戦者が「なぜそこに打つのか」と首をかしげた後、数手先に見事な詰み筋が現れるような展開で使われる言葉です。
この用語をシェア
最終更新: