頭をもたげるとは?
あたまをもたげる
「頭をもたげる」とは、それまで抑えられていた考えや感情・問題が再び浮かび上がってくることを意味する慣用句です。
「頭をもたげる」は、「台頭する」「ふたたび表面化する」という意味を持つ日本語の慣用句です。「もたげる」は「持ち上げる」の古語・方言的表現で、もとは頭・首などを上に向けてもち上げる動作を指します。
この表現は主に、否定的・危険・厄介なものが再び出てくる場面で用いられます。たとえば「昔の悪い習慣がまた頭をもたげてきた」「不安が頭をもたげる」のように使います。ポジティブな意味でも使えないわけではありませんが、懸念・欲望・問題・野心など、好ましくない対象に用いられることが多い慣用句です。
似た表現との違いを整理すると次のとおりです。
- 「台頭する」……人物・勢力が力をつけて目立ってくる(やや中立・ポジティブな文脈も多い)
- 「再燃する」……一度収まった問題・争いが再び激しくなる
- 「頭をもたげる」……感情・考え・欲求などが内側からふつふつと浮かび上がる(主観的・内的な変化に使いやすい)
文章語・書き言葉的な響きが強く、新聞や評論・小説などに多く見られます。会話でも使われますが、やや改まった表現として意識されることが多いです。正しく使うことで文章に深みが出る、覚えておきたい慣用句の一つです。
使い方・例文
「長年の努力で克服したはずの依存症が、再びストレスをきっかけに頭をもたげてきた」のように使います。
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