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項羽とは?

こうう

項羽とは、中国・秦末の乱世に活躍した武将で、楚の名門出身の英雄であり、劉邦と天下を争った覇王です。

項羽(こうう、紀元前232年〜紀元前202年)は、中国の秦末期から楚漢戦争期にかけて活躍した武将・政治家です。本名は項籍(こうせき)、字(あざな)が羽で、楚の名将の家系に生まれました。

秦の始皇帝が死去して各地で反乱が起きると、叔父の項梁とともに挙兵し、反秦勢力の中心となりました。項梁の死後は自ら軍を率いて秦軍の精鋭を破り、巨鹿の戦いでは大軍を擁する秦の章邯軍を圧倒して天下にその名を轟かせました。秦の滅亡後は「西楚の覇王」を称し、各地の有力者を諸侯として封建制的な秩序を再構築しようとしました。

かし覇権をめぐって劉邦と衝突し、楚漢戦争へと突入します。鴻門の会では劉邦を討つ好機を逃し、以後は長期の消耗戦となりました。軍事的天才で戦場では常に勝利を重ねましたが、政治的な判断や人心掌握に難があったとされます。最終的には垓下の戦いで包囲され、四面楚歌の中で愛妾・虞美人と別れを告げ、烏江のほとりで自刎して31歳の生涯を閉じました。

項羽の生涯は司馬遷の『史記』に詳しく記され、「覇王別姫」など多くの故事成語や芸術作品の題材となっています。

使い方・例文

「四面楚歌」「覇王別姫」といった成語は項羽の最期の場面に由来し、絶体絶命の状況や悲壮な別れを表す言葉として現代でも使われます。

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