非国家主体とは?
ひこっかしゅたい
非国家主体とは、国家以外の組織・集団であり、国際政治や社会に対して影響力を持つアクターのことです。
非国家主体(non-state actor)とは、国際関係・政治において国家(政府)以外の立場で影響力を持つ組織・集団・個人を指します。国際法上は国家が主たるアクターとされてきましたが、現代ではさまざまな非国家主体が重要な役割を担っています。
非国家主体は多様な形態をとります。
- 国際機関・NGO:国連機関、国際赤十字、グリーンピースなど人道・環境分野で活動する団体
- 多国籍企業:国境を越えて経済活動を行い、政策に影響を与える企業
- 武装勢力・テロ組織:国家に準じた支配地域を持つ勢力や、国際的なテロネットワーク
- 宗教組織・国際市民運動:世論形成や政策提言を行う団体
冷戦後のグローバル化とともに非国家主体の存在感は大きく増しています。人道支援・環境保護・開発協力などではNGOが政府と協働する場面が増える一方、テロ組織や武装勢力は安全保障上の脅威として各国が対処に苦慮しています。また多国籍企業は経済的影響力を背景に各国の政策決定に影響を与えることもあります。
現代の国際社会を理解するうえで、国家だけでなく非国家主体の動向を把握することが不可欠です。
使い方・例文
「内戦地域では政府軍のほかに複数の武装勢力という非国家主体が存在し、和平交渉を複雑にしている」のように、国際政治・安全保障の文脈で使われます。
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