電磁石とは?
でんじしゃく
電磁石とは、コイルに電流を流すことで磁力を発生させる装置で、電流のオン・オフで磁力を制御できます。
電磁石とは、導線をコイル状に巻き、その中に鉄芯を入れたうえで電流を流すことによって磁力を生じさせる装置です。電流が流れているときだけ磁石の性質をもち、電流を止めると磁力も消えます。この性質が永久磁石との最大の違いです。
電磁石の原理は、19世紀初頭にデンマークの物理学者ハンス・クリスティアン・エルステッドが電流の周囲に磁場が生じることを発見したことに始まります。その後、ウィリアム・スタージャンが最初の実用的な電磁石を作り、電気と磁気の関係を応用する技術が急速に発展しました。
電磁石の磁力の強さは、次の要因によって変わります。
- コイルの巻き数が多いほど強くなる
- 流れる電流が大きいほど強くなる
- 鉄芯があることで磁力が大幅に増大する
電磁石は現代社会のさまざまな場面で使われています。電車のモーター、クレーンで鉄くずを持ち上げる装置、スピーカー、MRI(磁気共鳴画像装置)、電磁ブレーキなどが代表的な例です。
電流のオン・オフによって磁力を自在に制御できる電磁石は、機械制御や医療、通信技術など幅広い分野で欠かせない存在です。
使い方・例文
工場の解体現場では、巨大な電磁石を使ったクレーンで廃車や鉄骨を持ち上げ、電流を切ることで狙った場所に落とす作業が行われます。
この用語をシェア
最終更新: