電波遮蔽とは?
でんぱしゃへい
電波遮蔽とは、建物・地形・障害物などが電波の伝搬を遮ることで、受信エリアに電波が届きにくくなる現象のことです。
電波遮蔽(でんぱしゃへい)とは、電磁波(電波)が伝搬する経路上に存在する障害物によって、電波の一部または大部分が吸収・反射・回折され、目的地点での受信強度が低下または途絶する現象です。英語では「shadowing(シャドーイング)」や「obstruction」とも表現されます。
電波は光と同様に直進する性質を持つため、伝搬経路に遮蔽物があると影(シャドー)が生まれます。特に周波数が高い電波(マイクロ波や準ミリ波・ミリ波など)は波長が短く回折しにくいため、遮蔽の影響を受けやすくなります。
電波遮蔽が発生する主な要因には以下があります。
- 建物・ビル群:都市部では高層ビルが障害となりやすい
- 山岳・丘陵:地形による遮蔽は山陰地区の難視聴問題に直結する
- 人体・乗り物:人体は2〜3GHz帯の電波を相当量吸収する
- 樹木:葉や水分による吸収で衛星放送のフェードが起こることがある
移動通信(携帯電話)では、基地局とスマートフォンの間の遮蔽によって通話品質が低下する問題は日常的に発生します。対策としては中継局の設置、アンテナの高所設置、反射板の活用、あるいは屋内向けの小型基地局(フェムトセル・ピコセル)の導入などが行われています。地上デジタル放送の難視聴地域解消にも電波遮蔽の対策が欠かせません。
使い方・例文
高層マンションの谷間でスマートフォンの電波が1本になったり、地下に入ると通話が途切れたりするのは、電波遮蔽が起きている身近な例です。
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