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電子納本とは?

でんしのうほん

電子納本とは、出版物や電子コンテンツをデジタル形式で国立図書館などの公的機関に納入する制度のことです。

電子納本とは、出版社や制作者が電子書籍・電子雑誌・ウェブコンテンツなどのデジタル出版物を、国立図書館や指定機関にデジタルデータのまま提出する仕組みを指します。

日本では国立国会図書館法に基づき、冊子体(紙)の出版物については長年にわたって納本制度が運用されてきました。しかし、電子書籍市場の急成長により、デジタル出版物をどのように収集・保存するかが社会的な課題となりました。2023年の法改正によって、民間の電子書籍・電子雑誌についても国立国会図書館への納本が義務化され、電子納本制度が本格的に整備されました。

電子納本の主な目的は次の通りです。

  • 出版文化の記録と後世への継承
  • 著作物の長期デジタル保存
  • 国民の知的資産へのアクセス保障
  • 絶版・入手困難資料の保全

電子納本では、ファイル形式やメタデータの規格統一、DRM(デジタル著作権管理)との整合性が技術的課題となります。収集されたデータは長期保存用にフォーマット変換されることもあります。電子納本制度の整備は、デジタル時代における国家的な知識基盤の維持に欠かせない取り組みとして、世界各国で進められています。

使い方・例文

電子書籍を発行した出版社が、販売開始後に国立国会図書館へ電子データを提出する手続きが、電子納本の典型的な場面です。

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