長短とは?
ちょうたん
「長短」とは、のんびり屋の長さんと短気な短七が繰り広げる古典落語の演目で、二人の対照的な性格のすれ違いを描いた笑い噺です。
「長短」は古典落語の演目で、江戸落語・上方落語の両方に存在するポピュラーな噺です。登場人物は対照的な性格を持つ二人の友人で、動作も話し方も何事もゆったりとした「長さん」と、何でも性急でじれったがる「短七」(ないし「短さん」)の掛け合いがこの噺の核心です。
噺の骨格は単純明快で、短七が長さんの家を訪ね、ゆっくりした長さんの言動に苛立ちながらも、最終的に短七自身が焦りのあまり失敗するという構成です。二人の会話テンポの落差そのものがギャグとして機能しており、演者の間の取り方が笑いの質を左右する噺として知られています。
「長短」の演芸上の特徴は次のとおりです。
- 二人のテンポの差を声の速さと所作で表現する高度な技芸が要求される
- セリフの量より「間」が笑いを生む構造になっている
- 落語入門としてわかりやすく、初心者にも親しみやすい演目
桂枝雀や立川談志ら名人がそれぞれの解釈で演じた音源・映像も多く残っており、同じ演目でも噺家の個性が際立って表れる噺として落語研究者からも注目されています。
使い方・例文
落語会のプログラムや寄席の番組表に「長短」と記載されていれば、のんびり屋と短気者の掛け合いを楽しむ噺が演じられることを意味します。
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