鉱山保安とは?
こうざんほあん
鉱山保安とは、採掘作業に伴う災害・事故を防ぎ、労働者と周辺環境を守るための法制度・技術・管理体系のことです。
鉱山保安とは、金属・石炭・石油などを採掘する鉱山において、落盤・爆発・ガス中毒・粉塵爆発・地盤沈下といった重大災害を防止し、鉱山労働者の安全と周辺地域の環境を守るための制度・技術・管理の総称です。
日本では鉱山保安法(昭和24年制定)が基本法となっており、経済産業省の産業保安監督部が監督を担います。同法は採掘方法・設備基準・保安管理者の選任・定期検査など、細部にわたる規制を定めています。
鉱山保安の主な対象領域には次のものがあります。
- 坑内保安:換気・支保工・出水防止・発破管理
- 機械・電気保安:巻揚機・圧縮機・電気設備の点検
- 粉じん管理:じん肺予防のための湿式採掘・防じんマスク
- 環境保全:鉱滓・排水・廃坑の適切な処理
歴史的に炭鉱・金属鉱山では多数の死亡事故が発生しており、国内でも大規模炭鉱爆発事故が繰り返されてきました。その教訓を踏まえた法整備と技術進歩により、現代の国内鉱山の安全水準は大幅に向上しています。近年は廃鉱山の跡地管理や、酸性坑内水による環境汚染対策も重要な保安課題となっています。
使い方・例文
炭鉱でのガス爆発リスクを低減するため、坑内の可燃性ガス濃度を常時監視し、基準値を超えた場合は直ちに作業員を退避させる手順が鉱山保安の実践例として挙げられます。
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