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鈴木蔵とは?

すずきおさむ

鈴木蔵とは、志野焼の技法を極めた現代日本陶芸家で、桃山時代の志野を研究・復元し、独自の厚みと景趣をもつ作品で人間国宝に認定された人物です。

鈴木蔵(すずき おさむ、1934〜2013年)は、岐阜県瑞浪市出身の陶芸家で、桃山時代に美濃で焼かれた「志野焼(しのやき)」を現代に甦らせた第一人者として知られています。

志野焼は、長石釉を厚く掛けた白色の焼物で、釉薬の厚みから生まれるボコボコとした肌合い・火色(ひいろ)・緋色(ひいろ)と呼ばれる赤みの発色・鉄絵による素朴な文様が特徴です。桃山時代(16世紀末〜17世紀初頭)に美濃(現在の岐阜県)で制作された志野は茶道界で高く評価されましたが、その後製造が途絶え、技法の多くが失われました。

鈴木蔵は荒川豊蔵のもとで修行し、古窯跡の発掘調査・古志野の実物研究を重ねながら、本格的な桃山志野の復元に取り組みました。単なる模倣にとどまらず、土の選択・長石釉の調合・窖窯(あながま)での焼成を一から研究し、現代の感覚を加えた自身の志野を創造しました。

その業績が認められ、1994年(平成6年)に志野の技術で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。作品は茶碗・花入・鉢など茶陶を中心とし、白く厚い釉薬に赤みが差す独特の景趣が高く評価されています。

使い方・例文

茶道の茶器展や美濃焼の特集展覧会で、白濁した厚い釉薬に赤みが差した茶碗が「志野」として紹介される際、鈴木蔵の復元への貢献が語られます。

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最終更新:

同じ読みのことば

「すずきおさむ」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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