針金掛けとは?
はりがねかけ
針金掛けとは、盆栽や植物の枝・幹にアルミや銅の針金を巻き付けて樹形を整える技法です。
針金掛けとは、盆栽をはじめとする樹木の枝や幹に金属製の針金を螺旋状に巻き付け、望む方向に曲げることで樹形を人工的に整える技術です。盆栽の世界では「針金かけ」「ワイヤリング」とも呼ばれ、樹形づくりの基本的かつ重要な工程として広く実践されています。
使用する針金の素材は主にアルミ製と銅製の2種類です。アルミ製は柔らかく扱いやすいため初心者向きで、銅製は硬くてしっかり固定できるため力が必要な太い枝や固い樹種に向いています。針金の太さは枝の太さの約3分の1を目安に選ぶのが基本です。
巻き付けの手順としては、まず枝に対して45度前後の角度で螺旋状に均一に巻き、巻き終えたら徐々に希望の形に曲げていきます。針金を巻いたまま放置すると樹皮に食い込んで傷が残るため、樹の成長期を考慮して適切な時期に取り外すことが大切です。一般に数か月から1年程度で形が固定されます。
針金掛けは単に枝を曲げる作業ではなく、木の生命力を活かしながら自然美を追求する芸術的な行為でもあります。適切な技術なしに強引に曲げると枝が折れたり樹皮が裂けることもあるため、力の加減と樹種の特性を理解することが求められます。
使い方・例文
松や真柏などの盆栽で、水平に伸ばしたい枝に針金掛けを施し、数か月かけて樹形を整える場面でよく登場する技法です。
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