金泳三とは?
きむよんさむ
金泳三は、韓国で文民統制を回復させた初の文民大統領で、軍事独裁への抵抗を続けた民主化運動の象徴的指導者です。
金泳三(キム・ヨンサム、1927〜2015年)は、韓国の政治家で、1993年から1998年まで大統領を務めました。32年ぶりの文民出身大統領として、韓国の民主化プロセスにおいて歴史的に重要な役割を果たした人物です。
金泳三は朴正煕・全斗煥・盧泰愚と続く軍事政権の時代を通じて、野党政治家として一貫して民主化を訴え続けました。1983年には軍事政権への抗議として23日間にわたるハンガーストライキを敢行するなど、命がけの抵抗で知られています。
大統領としての主な実績と特徴を挙げると次のようになります。
- 軍内部の政治的派閥「ハナフェ」を解体し、文民統制を実質的に確立
- 元大統領の全斗煥・盧泰愚を軍事反乱および収賄罪で起訴・有罪判決(後に恩赦)
- 金融実名制の導入による経済の透明化推進
- 任期末の1997〜1998年にアジア通貨危機がKoreaを直撃し、IMF支援要請を余儀なくされた
民主化への貢献は高く評価される一方、経済危機への対応の遅れと息子の汚職事件が晩節を曇らせたとも指摘されています。韓国現代政治史において、金泳三は民主主義定着の立役者の一人として重要な位置を占めています。
使い方・例文
韓国の民主化の歴史や軍事政権から文民政治への移行を説明する際に、金大中とともに代表的な民主化運動家・指導者として登場します。
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