野がけとは?
のがけ
野がけとは、屋外の自然の中で行う茶の湯の一形式で、野点(のだて)とも呼ばれる野外での茶会のことです。
野がけ(野掛け)とは、屋内の茶室ではなく、野外の自然の中でお茶を楽しむ茶の湯の形式のひとつです。「野点(のだて)」とも呼ばれ、花見や紅葉狩りなどの季節の行楽と組み合わせて行われることが多い、日本の茶文化の一形態です。
野がけは、自然の景色や季節感を茶会の演出のひとつとして取り込む点が特徴です。持ち運びやすい道具一式を携えて野外に出かけ、簡易な席を設けてお茶を点てます。使用する道具も、野外に合わせた軽量なものや、移動に便利な形状のものが選ばれます。
歴史的には、戦国時代の武将たちが戦場や旅先でも茶の湯を楽しんだことに起源をたどる説もあります。江戸時代以降には武士や町人の間でも花見茶会として定着し、桜の下や名所旧跡などで行われる野がけが季節の風物詩となりました。
現代でも、公園や庭園での野点茶会として親しまれており、茶道の普及・体験イベントとしても盛んに開かれています。茶の湯の精神である「一期一会」を、自然の中で体感する機会として多くの人に愛されています。
使い方・例文
春の花見の季節に公園で野がけ(野点)を楽しむ茶会が開かれ、桜の下で抹茶と和菓子をいただく風景は、日本の春の風物詩のひとつです。
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