重言とは?
じゅうごん
重言とは、同じ意味を持つ言葉を二重に重ねて使う表現上の誤りまたは強調表現のことです。
重言(じゅうげん・じゅうごん)とは、同じ意味を含む語を二重に組み合わせて使う表現のことです。意味の重複が生じるため、一般に「冗語(じょうご)」とも呼ばれ、文章の簡潔さを損なう表現の誤りとして扱われることが多いです。
重言が生まれる背景には、個々の語の本来の意味が日常生活の中で意識されにくくなったことがあります。漢字由来の言葉と和語を組み合わせた際に、意味の重複に気づかないまま慣用化してしまうケースが典型的です。
代表的な重言の例として、以下のようなものがあります。
- 「馬から落馬する」(「落馬」自体に「馬から落ちる」の意が含まれる)
- 「頭痛が痛い」(「頭痛」はすでに「頭が痛い」の意)
- 「違和感を感じる」(「感」が重複)
- 「チゲ鍋」(「チゲ」は朝鮮語で鍋料理を指す)
- 「サハラ砂漠」(「サハラ」はアラビア語で砂漠を意味する)
ただし、重言のすべてが誤りとされるわけではありません。「歌を歌う」「泣き泣き」のように、強調や語調の整えを目的として意図的に用いられる重言は修辞的な用法として認められています。文脈や目的によって適否が変わるため、意識的に使い分けることが重要です。
使い方・例文
「被害を被る」「過半数を超える」「元旦の朝」などが重言の典型例として挙げられます。文章を見直す際に、語の本来の意味を確認することで防ぐことができます。
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