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過リン酸石灰とは?

かりんさんせっかい

リン酸石灰とは、リン鉱石を硫酸で処理して作られる水溶性リン酸肥料で、農業において植物の根の発達や開花・結実を促すために広く使われます。

リン酸石灰(かりんさんせっかい)は、英語で「superphosphate of lime」または「single superphosphate(SSP)」とも呼ばれる化学肥料の一種です。リン鉱石(フルオロアパタイトなど)を希硫酸で処理することによって製造され、主成分はリン酸二水素カルシウム(水溶性リン酸)と硫酸カルシウム(石こう)です。

植物の三大栄養素は窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)ですが、リン酸は根の発達、開花・結実、エネルギー代謝に不可欠な要素です。過リン酸石灰はリン酸を速やかに水に溶けやすい形で供給できるため、肥料として即効性が高いのが特徴です。

主な特徴と用途をまとめると以下のとおりです。

  • 水溶性リン酸を含むため土壌に施すと比較的早く植物が吸収できる
  • 硫黄分(硫酸カルシウム)も含まれており、硫黄不足の土壌改良にも有効
  • 単肥として使うほか、複合肥料の原料としても利用される
  • 稲・麦・野菜・果樹など幅広い作物に対応

過リン酸石灰は19世紀中頃にヨーロッパで開発され、近代農業の発展に大きく貢献した肥料のひとつです。現在は高度化成肥料や重過リン酸石灰(トリプルスーパー)など改良品も普及しています。

使い方・例文

家庭菜園や農地でトマトや根菜類を育てる際に、植え付け前の元肥として土壌に混ぜ込む形で使われます。

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