連声とは?
れんじょう
連声とは、二語が結合するときに前の語の末尾音と後の語の語頭音が融合して発音が変化する日本語の音韻現象のことです。
連声(れんじょう)とは、漢語や仏教語などで二つの形態素が結合するさい、前の要素の末尾にある撥音(ん)・促音的な音・入声音が、後の要素の語頭音に影響して発音が変化する音韻現象です。古くは漢字音の入声韻尾(-m, -n, -p, -t, -k)が日本語に取り込まれる過程で生じました。
連声の代表的なパターンとして、次のようなものがあります。
- 撥音(ん)の後にア行・ヤ行・ワ行の音が続くとナ行・マ行に変化する(例:三位→さんみ、陰陽→おんみょう)
- 促音的末尾の後で語頭音が変化する(例:入滅→にゅうめつ)
- 仏教用語に多く見られ、日常語にも定着している例がある
日常的な例では「天皇(てんのう)」「観音(かんのん)」「因縁(いんねん)」などがあり、音読み同士が組み合わさる際に起こりやすい現象です。現代では連声が起きた形が語全体として定着しており、元の音を意識せずに使われています。
連声は音韻論や語源研究の重要テーマであり、日本語の音声史を理解するうえで欠かせない概念です。方言によって連声の適用範囲が異なる場合もあり、地域差の研究にも活用されています。
使い方・例文
「観音」は「観(かん)」と「音(おん)」が結合する際に連声が起こり、「かんのん」となった例で、元の発音の痕跡が現代語に残っています。
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