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輪島塗とは?

わじまぬり

輪島塗とは、石川県輪島市で生産される日本を代表する高級漆器で、丈夫な木地・百回以上の漆塗り・沈金や蒔絵の加飾を特徴とします。

輪島塗(わじまぬり)は、石川県輪島市を産地とする漆器で、国の重要無形文化財伝統的工芸品に指定されています。能登半島の豊かな木材と漆、そして職人の分業体制が長い年月をかけて育んだ日本漆芸の最高峰のひとつとして国内外で高い評価を受けています。

輪島塗の最大の特徴は堅牢さです。木地(きじ)の制作に始まり、布着せ(布を貼ることで強度を増す工程)、地の粉(じのこ:輪島特産のケイソウ土を焼いた粉)を用いた下地付け、中塗り・上塗りと100回以上にわたる漆の塗り重ね、そして最終的な加飾まで、実に120を超える工程が存在するといわれています。

輪島塗を彩る加飾技法としては次のものが代表的です。

  • 沈金(ちんきん):表面に刃物で文様を彫り、金箔・金粉を埋め込む技法
  • 蒔絵(まきえ):漆で文様を描き、金銀粉を蒔いて定着させる技法
  • 螺鈿(らでん):貝殻(アワビ・夜光貝など)を薄く切って嵌め込む技法

完成品は時とともに漆が透明感を増す「漆の艶」を楽しめ、使い込むほどに味わいが深まります。汁椀・重箱・盆などの日用品から、美術工芸品まで幅広く作られています。2024年に発生した能登半島地震により産地が大きな被害を受けましたが、職人・関係者による復興の取り組みが続けられています。

使い方・例文

正月の雑煮を盛る本漆の椀として、また贈答品や結婚祝いの重箱として、輪島塗は特別な場面に選ばれる漆器の代名詞となっています。

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