転回形とは?
てんかいけい
転回形とは、和音や音程を構成する音の上下関係を入れ替え、根音(ルート)以外の音を最低音に置いた形のことです。
転回形(てんかいけい)とは、音楽理論において和音や音程の構成音の配置を変え、根音以外の音を最低音(バス音)に置いた形を指します。元の基本形と構成音は同じですが、どの音を一番下に置くかによって響きのバランスや声部の流れが変わります。
三和音(3音からなる和音)では次の形があります。
- 基本形:根音が最低音。最も安定した響き。
- 第1転回形(六の和音):第3音が最低音。やや軽い浮遊感のある響き。
- 第2転回形(四六の和音):第5音が最低音。不安定で特別な用法が多い。
四和音(7th コード)ではさらに第3転回形(第7音が最低音)が加わります。転回形は数字付き低音(バッソ・コンティヌオ)の記法で使われたバロック音楽の時代から体系化されており、現代のコードネームでも「C/E」(Cコードのバス音をEにする)のようにスラッシュ記号で表記します。
転回形を使う主な目的は、声部進行を滑らかにすることとバスラインに旋律的な動きを与えることです。常に根音を最低音にすると全音符進行が飛び跳ねやすくなりますが、転回形を活用することでステップ進行が可能になり、全体の流れが自然になります。
使い方・例文
「C/E」というコード表記は、CメジャーコードをEをバスにして弾く第1転回形を意味し、CからAmへの進行などで声部を滑らかにつなぐ場面でよく使われます。
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