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躙口とは?

にじりぐち

躙口とは、茶室に設けられた非常に小さな出入り口で、頭を下げてくぐることで身分の差なく平等に茶室へ入ることを示します。

躙口(にじりぐち)は、茶室に設けられた特殊な小さな入り口で、高さが約60〜70センチメートル、幅が約65センメートルほどしかなく、大人が入るには膝をついて這うようにしてくぐらなければならない構造になっています。

この特殊な形状は、千利休(1522〜1591)が草庵風茶室において考案したとされています。躙口の意図は複数あるとされています。

  • 身分の高い者も低い者も同じようにかがんで入ることで、茶室内の平等・侘びの精神を体現する
  • 武士が刀を外して入室せざるを得ないため、茶室が平和の空間であることを象徴する
  • 狭い入り口をくぐることで日常から切り離され、茶の湯の世界へと心を転換する
  • 採光・換気の調整にも一役買う

躙口の外側には踏み石(沓脱石)が置かれ、草履や下駄を脱いで入室します。引き違いの小さな板戸(躙戸)が設けられることが多く、格式ある茶室には躙口のほかに「貴人口」と呼ばれる大きな入り口も別途設けられる場合があります。躙口は日本の茶道文化における平等思想と美意識を象徴する建築要素として、現代の茶室建築にも受け継がれています。

使い方・例文

茶道体験の場で「頭を低くしてくぐってください」と案内される小さな扉が躙口で、茶室への入室作法の最初の一歩となります。

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最終更新:

同じ読みのことば

「にじりぐち」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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