越境犯罪とは?
えっきょうはんざい
越境犯罪とは、国境を越えて複数の国にまたがって行われる犯罪行為の総称で、麻薬密輸・人身売買・サイバー犯罪などが代表例です。
越境犯罪(transnational crime)とは、犯罪の計画・実行・影響が二カ国以上にまたがる犯罪行為の総称です。国連の「国際組織犯罪防止条約」(パレルモ条約、2000年)では、国際的な組織犯罪に対する国際協力の重要性が強調されており、越境犯罪の代表的な類型が定義されています。
主な越境犯罪の類型は以下のとおりです。
- 麻薬・覚醒剤の国際密輸
- 人身売買(trafficking in persons)・密入国の斡旋
- マネーロンダリング(資金洗浄)
- 国際テロリズム
- サイバー犯罪・フィッシング詐欺・ランサムウェア
越境犯罪が深刻化する背景として、グローバル化による人・物・資金・情報の国境を越えた移動の活発化があります。犯罪組織は各国の法執行の「すき間」を利用し、捜査管轄が及ばない第三国を中継地として活用することが多く、単独の国家では対処が困難です。そのため、インターポール(国際刑事警察機構)を通じた情報共有、二国間・多国間の司法共助条約、国際刑事裁判所(ICC)との連携など、国際的な法執行協力が不可欠です。デジタル化の進展により、国境をまたぐサイバー犯罪の脅威はとりわけ急速に拡大しています。
使い方・例文
「東南アジアで組織されたオンライン詐欺グループが日本国内の被害者を標的にした事件は、典型的な越境犯罪として国際的な捜査協力で摘発された」という形で使われます。
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