赤ちゃん返りとは?
あかちゃんがえり
赤ちゃん返りとは、上の子が弟や妹の誕生などをきっかけに赤ちゃんのような行動に戻る現象です。
赤ちゃん返りとは、すでに成長した子どもが、弟や妹の誕生・引越し・入園といった生活の大きな変化をきっかけに、以前できていたことができなくなったり、赤ちゃんのような言動を示したりする退行現象のことです。
発達心理学では退行(regression)と呼ばれ、心理的ストレスへの正常な適応反応のひとつとされています。子どもにとって新しいきょうだいの誕生は、親の注目や愛情を奪われるかもしれないという強い不安をもたらします。そのため、無意識のうちに「赤ちゃんのように振る舞えば愛情をもらえる」という学習が起きると考えられています。
主な症状・行動の例としては、次のようなものがあります。
- おねしょや指しゃぶりが再び起きる
- 赤ちゃん言葉や甘えた声を出すようになる
- ぐずりや癇癪が増える
- 「抱っこして」「ミルクが飲みたい」と求めてくる
- 食事や着替えなど自分でできることをやらなくなる
対応の基本は、退行を叱ったり無理に大人扱いしたりせず、子どもの気持ちを受け止めて抱っこや言葉かけで安心感を与えることです。スキンシップを増やし「あなたも大切な存在だ」と伝えることで、多くの場合は数週間から数か月で自然に落ち着いていきます。赤ちゃん返りは子どもが愛情を確かめようとしているサインであり、適切に向き合うことで親子の絆を深める機会にもなります。
使い方・例文
下の子が生まれた直後から、トイレトレーニングが完了していた3歳の長男が再びおむつを欲しがるようになった場合などが典型的な赤ちゃん返りの例です。
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