谷底平野とは?
たにそこへいや
谷底平野とは、河川の侵食と堆積によって谷の底部に形成された平坦な地形で、農地や集落の立地として利用されることが多い地形です。
谷底平野(たにそこへいや)とは、山間部や丘陵地を流れる河川が長年にわたる侵食と堆積作用によって谷の底部を平坦に埋め立て、形成された細長い平野地形のことです。
形成のしくみとしては、まず河川が岩盤を削り込んで谷を形成し、その後に上流から運ばれてきた砂礫(されき)や土砂が谷底に堆積します。この堆積が進むにつれて谷底は徐々に平坦化し、谷底平野へと発達します。地形学では「氾濫原」と重なる概念で語られることもありますが、谷底平野は特に山間部の狭い谷地形に限定して用いられる場合が多いです。
谷底平野の特徴は次のとおりです。
- 幅が狭く細長い形状をしている
- 河川の蛇行が見られることが多い
- 肥沃な沖積土が堆積しており農業に適している
- 地下水位が高く湧水が出やすい
日本のような山がちな地形では、谷底平野は古くから水田耕作に利用されてきました。山あいの集落が谷底平野に沿って形成されているケースも多く、集落立地の観点からも重要な地形概念です。
使い方・例文
「山間部の谷底平野には水田が広がり、集落が川沿いに連なっている」というように、山の間の平坦な農地・集落の立地を説明する際に登場します。
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