覆工コンクリートとは?
ふっこうこんくりーと
覆工コンクリートとは、トンネルの掘削面を覆い保護するために内壁に打設されるコンクリートで、地山の圧力に耐えながら空間を確保する構造体です。
覆工コンクリート(ふっこうコンクリート)は、山岳トンネルや地下空間において掘削後の地山(岩盤・土砂)を覆って空間を安定させるために打設されるコンクリート構造物です。
役割と構成として、覆工コンクリートはトンネル断面の内側全体を覆うアーチ状の構造を形成します。主な役割は、地山圧力・水圧・自重の支持、地山の風化防止、坑内空気の保持、そして利用空間の確保です。山岳トンネルでは一次支保工(吹付けコンクリート・ロックボルト・鋼アーチ支保工)で掘削直後の地山を安定させ、その後に二次覆工として覆工コンクリートを打設する二段階施工が標準的です。
施工上の重要点は以下のとおりです。
- 型枠(移動式鋼製型枠台車)を用いて均質に打設する
- ひび割れ対策として配合・養生・施工継目の管理が重要
- 漏水対策に防水シートを挟む場合がある
- コンクリート厚さは設計荷重条件によって異なる
品質管理の重要性として、覆工コンクリートのひび割れや剥落は列車運行や道路利用に直接影響するため、長期にわたる維持管理・点検が不可欠です。近年は老朽化したトンネルの覆工補修・更新が社会的な課題となっています。
使い方・例文
道路トンネルの掘削完了後に内壁全面へ型枠を設置してコンクリートを打設し、利用者が走行する空間の壁・天井を形成する際に用いられます。
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