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被災文化財とは?

ひさいぶんかざい

被災文化財とは、地震・水害・火災などの自然災害や人的被害によって損傷・消失の危機にさらされた文化的価値を持つ建造物・美術品・民俗資料などのことです。

被災文化財とは、地震津波洪水・火災・戦災などの災害によって被害を受けた文化財の総称です。建造物・絵画・彫刻古文書・民俗資料・考古遺物など、あらゆる種類の文化財が対象となります。

日本では阪神・淡路大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)、西日本豪雨(2018年)などの大規模災害のたびに大量の文化財が被害を受け、その救済・保護が大きな課題となりました。特に東日本大震災では、津波によって多数の民俗資料や歴史文書が水損・泥損し、文化財レスキュー活動が全国規模で展開されました。

被災文化財への対応は、大きく次の段階に分かれます。

  • 緊急搬出・一時保管(二次被害の防止)
  • クリーニングや乾燥処理などの応急処置
  • 専門家による修復・保存処置
  • 記録調査と被害状況の把握
  • 恒久的な保存環境の整備と返還

文化庁や地方自治体、博物館・美術館が連携して「文化財レスキュー事業」を実施するほか、近年は事前の防災計画策定(文化財防災)が重視されています。文化財は一度失われると再生不可能なものも多く、被災前からの備えが極めて重要です。

使い方・例文

東日本大震災で浸水した漁村の民具や古文書をボランティアと学芸員が泥を洗い落として乾燥させる「文化財レスキュー」の活動や、熊本地震で崩落した熊本城の石垣を一石ずつ番号付けして保存・復元する作業が、被災文化財への対応として知られています。

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