虻蜂取らずとは?
あぶはちとらず
虻蜂取らずとは、二つのものを同時に得ようとして、どちらも手に入れられないことを意味することわざです。
虻蜂取らず(あぶはちとらず)とは、二つの目標を同時に追いかけようとして、結局どちらも達成できないことを意味する日本のことわざです。欲張りすぎて何も得られない状況を戒める言葉として、日常会話やビジネスの場面で広く使われています。
語源と由来
「虻(あぶ)」も「蜂(はち)」も、どちらも飛ぶ虫です。虻を捕まえようとしながら同時に蜂も捕まえようと欲を出すと、集中できずにどちらも逃してしまう——そのような情景が語源とされています。一つのことに集中しなければ成果が出ないという教訓が込められています。
似た表現・対義語
- 二兎を追う者は一兎をも得ず:同じ意味のことわざで、西洋由来の表現
- 一石二鳥:一つの行動で二つの利益を得ることを指し、虻蜂取らずとは対照的な意味
- 欲張りは損のもと:同様の教訓を持つ別の表現
使われる場面
このことわざは、仕事の優先順位付けや意思決定の場面でよく引用されます。たとえば、複数のプロジェクトを抱えて全てが中途半端になってしまう状況や、二つの選択肢の間で迷いすぎて機会を逃してしまうケースなどに当てはまります。「一点集中」の大切さを伝える際の比喩としても有効です。
使い方・例文
「あのチームは新規事業と既存顧客対応を同時に強化しようとして、まさに虻蜂取らずの状態になってしまった」のように使います。複数の目標に力を分散させすぎると成果が出にくいという場面で引用されることわざです。
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