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薄濃とは?

はくだみ

薄濃(はくだみ)は、頭蓋骨などに漆を塗り金粉・金箔で装飾する技法。

薄濃(はくだみ)とは、頭蓋骨などの表面に漆を塗り、その上から金粉や金箔、金銀の泥などを施して装飾する技法のことです。「箔濃」とも書きます。漆と金で仕上げることで、対象を工芸品のように加工します。歴史的には、討ち取った敵将の首を薄濃にして飾った例が知られ、もとは敵将の武勇に敬意を示し、その力にあやかるという意味合いがあったともいわれます。とりわけ有名なのが織田信長にまつわる逸話です。『信長公記』によれば、信長は元亀四年(一五七三年)の正月、前年に滅ぼした朝倉義景・浅井久政・浅井長政の首を薄濃にして膳に据え、家臣との酒宴で披露したと伝えられます。この場面は、信長の苛烈さや勝利の誇示を象徴する逸話としてしばしば語られます。なお「その首で酒を飲んだ」とする俗説も広まっていますが、『信長公記』の記述はあくまで首を肴として並べたというもので、頭蓋骨を杯にした「髑髏杯」とは区別されます。戦国時代の敵将への処遇を今に伝える言葉です。

使い方・例文

織田信長が朝倉・浅井の首を薄濃にして酒宴に並べた逸話は、『信長公記』に記されている。

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