本文へスキップ

艾炷とは?

きゅうしゅ

艾炷(もぐさ)とは、お灸に使うヨモギの葉を乾燥・精製して作った燃焼材料のことです。

艾炷(がいちゅ・もぐさ)とは、ヨモギ(学名:Artemisia princeps)の葉を乾燥させ、繊維質だけを取り出して精製した灸用の燃焼材料です。お灸を据えるとき、皮膚の上や鍼の柄に置いて点火し、その熱と薬効成分で経穴(ツボ)を刺激します。

製造工程では、収穫したヨモギ葉を十分に乾燥させたのち、臼でつきほぐし、ふるいかけて葉緑素や水分を含む不純物を除去します。繰り返し精製するほど純度が高まり、「上質もぐさ」「極上もぐさ」などのグレードに分けられます。純度が高いほど低温でゆっくり燃え、刺激が穏やかになります。

お灸の形式には主に次のものがあります。

  • 直接灸:皮膚に直接艾炷を置いて燃やす方法。熱刺激が強く、伝統的な本格灸として用いられます。
  • 間接灸:生姜やにんにくのスライスを介して熱を伝え、皮膚への刺激を和らげます。
  • 棒灸:艾炷を棒状に巻いたもので、皮膚に触れずに温めます。初心者でも扱いやすい形式です。
  • 台座灸:紙や段ボール製の台座に艾炷をセットし、手軽に使えるよう工夫された市販品です。

東洋医学では、艾炷の燃焼による温熱作用が「気・血・水」の流れを整え、冷え・疲労・消化器症状・筋肉のこわばりなどを緩和すると考えられています。現代においても鍼灸院での治療や自宅でのセルフケアとして広く用いられています。

使い方・例文

冷え性の改善を目的に、足の三里(足のツボ)に艾炷を置いてお灸を据えるのが代表的な使い方です。台座灸タイプならシールで貼るだけで自宅でも手軽に試せます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語