色域とは?
しきいき
色域とは、あるデバイスや色空間が表現・再現できる色の範囲のことで、モニターや印刷機ごとに再現できる色の広さが異なります。
色域(しきいき、Gamut)とは、特定のデバイス(モニター・プリンター・カメラなど)や色空間(sRGB・AdobeRGBなど)が表現・再現できる色の集合・範囲のことです。CIE色度図上の領域として視覚的に表されることが多く、三角形や多角形で示されます。
人間の目が知覚できる全色域(可視域)を基準にすると、どのデバイスも完全に再現することはできません。それぞれのデバイスや色空間には固有の色域があり、その範囲内の色しか正確に表示・印刷することができません。
代表的な色域(色空間)には以下があります。
- sRGB:インターネット・一般的なモニター向けの標準色空間。比較的狭い
- Adobe RGB:印刷・写真向けの広色域色空間。sRGBより広い
- DCI-P3:映画・動画向けの広色域色空間。特に赤・緑が豊か
- Rec.2020:次世代の超広色域色空間
- CMYK印刷:インクの特性上、RGBより再現できる色が限られる部分もある
色域の管理はカラーマネジメントの根幹であり、デザイン・写真・映像・印刷の分野でデバイス間の色の一貫性を保つために重要です。広い色域のモニターで作業した画像を、色域が狭い環境で見ると色が変わって見えることがあるため、目的に合った色空間の選択と変換が必要になります。
使い方・例文
写真データをAdobe RGBで撮影・編集した後にウェブ公開するためsRGBに変換する場面や、「このモニターはDCI-P3の98%をカバーしている」という製品スペックの説明で登場します。
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