臨書とは?
りんしょ
書道において古典の名筆を手本として書き写し、筆法・字形・構成を学ぶ基本的な学習方法です。
臨書(りんしょ)とは、書道において過去の名筆家の作品(手本)を見ながら書き写すことで、筆法・字形・墨色・全体の調和などを習得する学習方法です。単に形を真似るだけでなく、手本の筆遣いや精神性を理解し、自身の書の基礎を築く目的があります。
臨書の方法には大きく三種類あります。
- 形臨:手本の字形をできる限り忠実に再現する段階。初学者が基礎を固める方法。
- 意臨:形にとらわれず、書き手の意図・精神・気韻を読み取り、自分の解釈を加えながら書く段階。
- 背臨:手本を見ずに記憶をもとに書く段階。完全な習得の証とされる。
代表的な臨書の手本(法帖)には、王羲之の「蘭亭序」・顔真卿の「祭姪文稿」・空海の「風信帖」などがあります。日本の書道教育では、これら中国・日本の古典を段階的に臨書することが上達の王道とされています。
臨書を繰り返すことで、用筆・運筆・墨量のコントロールが身につき、最終的には臨書を超えた自己の書風(自運)の確立につながります。
使い方・例文
書道教室で「王羲之の蘭亭序を臨書する」という課題が出された場合、法帖を手元に置きながら一字一字の筆の動き・とめ・はらいを丁寧に再現していく作業が行われます。
この用語をシェア
最終更新: