腹をくくるとは?
はらをくくる
「腹をくくる」とは、覚悟を決めて何事にも動じない心構えを固めることを意味する慣用句です。
「腹をくくる」は、困難な状況や大きな決断に際して、もはや迷いをすてて覚悟を決めるさまを表す慣用句です。「くくる」は縛る・まとめるという意味で、「腹」はかつて意志や感情が宿る場所とされた身体の中心部を指します。つまり、心の中をひとつにしっかり縛り上げて動じなくなる、という身体的なイメージが語源になっています。
武士社会においては、切腹を前にして腹帯を締め、心を落ち着かせる行為がその由来とする説もあります。いずれにせよ、逃げ場のない状況でも前向きに受け入れる、という精神的な強さを示す表現として定着しました。
日常では次のような場面で使われます。
- 大勢の前でのスピーチや大切な試験を前にしたとき
- 辞職・転職・起業など人生の大きな決断を下すとき
- 困難なプロジェクトや交渉に臨むとき
似た表現に「覚悟を決める」「肚を据える」があり、いずれも後には引かないという意志の強さを示します。状況が厳しいほど、この言葉は重みを持ちます。
使い方・例文
「もう後には引けない。腹をくくって、明日の面接に全力で臨もう」というように、退路を断って挑む場面で使います。
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