腱とは?
けん
腱とは、筋肉と骨を結びつける丈夫な線維状の組織で、筋肉の収縮力を骨に伝えて関節を動かす役割を担っています。
腱(けん)は、骨格筋の末端部分と骨をつなぐ結合組織です。主成分はコラーゲン繊維で、非常に引っ張り強度が高く、弾力性よりも剛性を優先した構造を持ちます。英語では「tendon(テンドン)」と呼ばれます。
筋肉が収縮するとその力が腱を通じて骨に伝わり、関節が動きます。例えば、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)の収縮はアキレス腱を介してかかとの骨に伝わり、つま先立ちや歩行・走行を可能にします。腱がなければ、いくら筋肉が強くても骨を動かすことができません。
腱はほとんど伸縮しない組織であるため、以下のような障害が起きやすい部位でもあります。
- 腱炎(けんえん):使いすぎや繰り返しの負荷による炎症
- 腱断裂:急激な力がかかることによる断裂(アキレス腱断裂が代表例)
- 腱鞘炎(けんしょうえん):腱を包む鞘(さや)が炎症を起こす状態
腱の回復速度は筋肉よりも遅いため、スポーツ選手にとって腱のケアは重要な課題です。適切なウォームアップやストレッチ、オーバートレーニングを避けることが腱の健康を保つ基本とされています。腱は血流が少ない組織であるため、損傷した場合の治癒に時間がかかる点も特徴です。
使い方・例文
スポーツ中にアキレス腱を断裂すると、かかと付近に激しい痛みが走り歩行が困難になります。腱は日常的なケアが大切な組織です。
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