聖月とは?
せいつき
聖月とは、イスラーム暦において特別な神聖さを持つとされる月のことで、とりわけラマダーンが広く知られています。
聖月(せいげつ)は、イスラームの暦(ヒジュラ暦)において、特別な宗教的意義を持つとされる月を指します。イスラーム法では四つの禁断の月(フルム月)が定められており、ズール・カアダ・ズール・ヒッジャ・ムハッラム・ラジャブの4か月がこれにあたります。これらの月は古来、争いや戦闘が禁じられた平和の月とされてきました。
また、広い意味での「聖月」として最もよく知られるのがラマダーン(ラマダン)です。ラマダーンはヒジュラ暦第9月で、ムスリム(イスラーム教徒)が夜明けから日没まで飲食・喫煙などを断つ断食(サウム)を行う月です。コーランが初めてムハンマドに啓示されたとされる月でもあり、イスラームの五行の一つに数えられます。
ラマダーン中の主な慣行には以下のものがあります。
- 夜明け前の食事(スフール)と日没後の断食明け(イフタール)
- 礼拝・コーラン朗誦・施しなどの増加
- ラマダーン末日近くの「カドルの夜(ライラトゥル・カドル)」の重視
- 断食明けの祝祭「イード・アル=フィトル」への準備
聖月の概念は、宗教的な自己浄化・共同体の連帯・信仰の深化という精神的意義を担っています。
使い方・例文
「ラマダーン期間中は世界中のムスリムが聖月の断食を実践し、日没後に家族や地域で食卓を囲む」というように、イスラームの宗教行事を説明する文脈で登場します。
この用語をシェア
最終更新: