ムハッラムとは?
むはっらむ
イスラム暦の第1月で、ヒジュラ(預言者ムハンマドのメディナへの移住)を起点とするイスラム暦の元日にあたる重要な月です。
ムハッラム(Muharram)は、イスラム暦(ヒジュリ暦)における最初の月であり、「禁じられた月」を意味するアラビア語に由来します。イスラム暦は月の満ち欠けを基準とした純太陰暦であるため、グレゴリオ暦(西暦)とは毎年約11日ずれ、ムハッラムが始まる日も年ごとに変わります。
ムハッラムの最初の日はイスラム暦の元日にあたり、「ラアス・アル=サナ(Ras al-Sanah)」と呼ばれます。多くのイスラム教徒はこの日を新年として特別に意識しますが、西洋的な意味でのにぎやかな祝祭とは異なり、内省や祈りを大切にする傾向があります。
ムハッラムで特に重要なのが10日目の「アーシュラー(Ashura)」です。この日はイスラム教のスンナ派とシーア派で意味が異なります。
- スンナ派:モーセがエジプトから脱出した日(出エジプトに由来)として断食が推奨されます。
- シーア派:680年のカルバラーの戦いで3代目イマームのフサイン・イブン・アリーが殉教した日として、喪に服し哀悼の儀式が行われます。イランやイラク・レバノンなどシーア派が多い地域では大規模な行進や追悼集会が開催されます。
ムハッラムはイスラム世界における重要な宗教・文化行事の一つとして、信仰と歴史的記憶が深く結びついた期間です。
使い方・例文
ムハッラムはイスラム圏のニュースや宗教行事の解説で頻繁に登場します。特にシーア派の多いイランやイラクでのアーシュラー行事を報道する際に使われます。
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