聖戦とは?
せいせん
聖戦とは、宗教的な正義や信仰を守るために行われると主張される戦いや闘争のことです。
聖戦(せいせん)とは、特定の宗教的信念や神聖な使命の名のもとに正当化される戦争・闘争・運動を指す言葉です。英語では「holy war(ホーリーウォー)」と訳されます。
歴史的に最もよく知られるのは、イスラーム法学におけるジハード(アラビア語で「努力・奮闘」の意)との関連です。ジハードには内面的な自己浄化という意味もありますが、外部の敵と戦う「武力的ジハード」が「聖戦」と訳されて広まりました。キリスト教圏では11〜13世紀に行われた十字軍が代表例で、聖地エルサレムの奪還を名目に教皇の権威のもとで組織されました。
聖戦の特徴として以下の点が挙げられます。
- 神や高次の存在の命令・意志として位置づけられる
- 参加者には精神的な報奨(殉教・天国など)が約束されるとされる
- 敵対者を「不信者」や「邪悪な存在」として定義する傾向がある
- 政治的・経済的動機が宗教的大義と結びつきやすい
現代では「聖戦」という言葉が過激派組織のプロパガンダに利用されることもあり、宗教学者や国際社会は本来の宗教的意味と暴力的解釈を区別することの重要性を指摘しています。宗教間対話や平和研究においても重要なキーワードです。
使い方・例文
「十字軍は中世ヨーロッパのキリスト教徒による聖戦として歴史に刻まれている」というように、宗教的正義を掲げた武力行動を指して使われます。
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