ホーリーとは?
ほーりー
ホーリーとは、春の訪れを祝うインドのヒンドゥー教の祭礼で、人々が色粉や色水を掛け合う「色の祭り」として世界的に知られています。
ホーリーはインドおよびネパールで広く行われるヒンドゥー教の春祭りで、太陰暦のファールグン月の満月の日(グレゴリオ暦では2〜3月頃)に催されます。二日間にわたる祭礼のうち、前夜にはホーリカー・ダハン(Holika Dahan)と呼ばれる焚き火の儀式が行われ、翌日が色の掛け合いで知られる「ホーリー」本番です。
祭りの起源にはいくつかの神話が結びついています。最も広く知られるのは、悪王ヒランヤカシプの息子プラフラーダを火から守った神話で、信仰の力が悪を打ち負かしたことを祝うとされています。また、クリシュナ神とラーダーの物語(クリシュナが色水でラーダーに悪戯したエピソード)もホーリーの由来として語られます。
現代のホーリーの特徴は以下のとおりです。
- 天然素材や化学染料の色粉(グラール)を友人・家族・見知らぬ人にも掛け合う
- 社会的な身分やしきたりが一時的に緩み、誰もが平等に参加できる
- 伝統的な甘酒「バング」を飲んだり、グジヤ(揚げ菓子)を食べたりする
- 音楽や踊りで一日中祝う
近年、ホーリーはインド以外の国でも「カラーラン」などのイベントとして応用され、世界中で色の祭りが催されるようになっています。化学染料の健康や環境への影響を懸念し、天然染料に戻す動きも見られます。
使い方・例文
毎年3月頃、インド各地の広場では「ホーリー・ハイ(ホーリーだ!)」の掛け声とともに、老若男女が赤・青・黄などの色粉を互いに掛け合って春を喜び祝います。
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