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ジハードとは?

じはーど

ジハードとは、イスラムにおける「神の道における奮闘・努力」を意味する概念で、自己の精神的修養から共同体の防衛までを含む幅広い概念です。

ジハード(Jihad)は、アラビア語で「奮闘する・努力する」を意味する語根「j-h-d」から派生した言葉で、「神(アッラー)の道における最善の努力」を指します。日本語では「聖戦」と訳されることが多いですが、この訳語は概念の一側面しか表しておらず、誤解を招くことがあります。

イスラム神学では、ジハードは大きく二種類に分けられます。

  • 大ジハード(ジハード・アクバル:自己の欲望・悪・不信仰に打ち勝つための内面的・精神的な奮闘。多くのイスラム学者はこちらをより本質的なジハードとみなします。
  • 小ジハード(ジハード・アスガル):共同体や信仰を外敵から守るための武力闘争。一定の条件(防衛目的・無戦闘員への危害禁止など)のもとでのみ許されるとされます。

歴史的には、イスラム社会の拡大や外敵への防衛行動と結びついて理解されてきました。一方、20世紀以降は過激派組織がジハードの概念を政治的・暴力的目的に歪曲して用いることがあり、国際社会における誤解や混乱の原因ともなっています。現代の多くのイスラム学者は、テロ行為をジハードと呼ぶことを強く否定しており、概念の正確な理解が求められています。

使い方・例文

日常生活において誘惑や困難に打ち勝ち、誠実に働くことも「大ジハード」の実践とみなされ、イスラム信徒の精神的努力の根幹をなします。

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